多分、かなり図星な話を一つさせてもらうけど、最近の一部の日本人がやたら中国、中国人を嫌って脅威と感じる理由、それは自分がかつて中国に対してやらかした事に対する因果応報が、いつか自分達に返ってくるかもしれない恐怖心からでしょ?例えてみれば、かつていじめていた奴が、実はとんでもなく頭が良いやつで、いつの間にか実力と影響力を身に着けてしまって、いつ自分の寝首を搔かれるのか戦々恐々としている状態...後ろめたさの裏返し。つまり一種の逃亡犯心理だよね。
実力が逆転し、かつての弱者で被害者だった側が強者になり、強者で加害者だった自分自身が弱者になった時、そこに芽生えるのは「畏怖」と混ざり合った「パラノイア(被害妄想)」となる。最近の過剰なまでの嫌中感情や冷静な分析を欠いた中国脅威論は、まさにそのパラノイアの発露である。